【結果】『麺プロ!!』11・6新木場 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】『麺プロ!!』11・6新木場

女子プロレス専門誌『RINGSTARS』 『麺プロ!!3~米Leoラーメンレボリューション~米山香織FINAL』
◆11月6日(日)東京・新木場1st RING(17:45開場&イベント開始/18:30試合開始)
観衆202人

 

▽限定ラーメン提供&夏音リポート
 
 チケット代に含まれている「らあめん元」「ラーメンきら星」「麺や福一」「ajito」「麺風天」「麺屋じもと」「三河屋製麺」の協力で作られた限定ラーメンは開場時から観客に振る舞われ、グラビアアイドル夏音がリポート。自ら取材したラーメンについての情報を紹介した。なお、この日のラーメンは、「らあめん元」のスープ、「三河屋製麺」特製の全粒粉入りの麺、「麺や福一」の鶏チャーシュー、「ラーメンきら星」の焼秋刀魚餡、「麺風天」の姫筍、「ajito」の丸い海苔による一杯で、「トリプルSラーメン」と名付けられた。
 
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▼第0試合 飯田美花復帰戦15分1本勝負
 GAMI(7分31秒/ポキ)飯田美花

 
 約3カ月ぶりに復帰する飯田の相手は超大物G。デビュー戦のXは田村欣子だったが、この日はGAMIだった。握手を交わすと早くもドロップキックを打ち込んでいく飯田に、GAMIはブレーンバスターから逆エビ、STFとつなぐ。これを脱した飯田はコーナーへの串刺しドロップキックから河津落とし、タニバットを連発して津軽固め。さらにカニ挟みでGAMIをロープに絡めると619へ。ボディースラムを成功させた飯田だが、GAMIはカウンターのトラースキックからノーザンライト・スープレックス。ストレッチボムの体勢からバックブリーカーを見せると、ポキで絞り上げてギブアップを奪った。
 
 マイクを持ったGAMIは「飯田くん、復帰戦おめでとう。おめでとうと言いたいとこやけど…キミのプロレスに文句はない。ただ、ラーメン食ってる(会場)外の人たち…何しにきたんですか!? たぶん、試合中もラーメン食ってた(客席を指さして)そこら辺の人たちは私のステキな攻防は見てない。いいですか、麺プロの主催者の人たち。これからラーメンは4時ぐらいからやってちょうだい!」。
 
★バックステージのコメント
 
 飯田「いや~、まさか超大物GがGAMIさんだとは…まぁ思ってましたけど(苦笑)。4月にGAMIさんとシングルしたときは確か13分ぐらい…ちょっと長い試合してたんですけど今日は何分でしたか? 7分。前回の半分だったということで、やっぱり3カ月も休んでる間に体力も落ちたんだなと思うので、これからまた練習し直してイチから基礎体力をつけて頑張っていきたいと思ってます。やっぱりリングに立ってみると3カ月って短かかったなと、そんなに休んでなかったんだと。ちょっと太ったので3キロ増えました。前にGAMIさんと、自分が1キロ太るごとにGAMIさんが2キロ痩せるって約束したんです。自分はもう5キロ太って約束を果たしたので、GAMIさんには…あの、とんこつババアにはぜひ10キロ痩せて頂きたいと思います」
 

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▽家元あいさつ

 
 2代目家元の2人、米山香織とLeonがリングに上がり、大会の開会を宣言。さらに対戦カードを発表した。
 
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▼世界コスプレ級選手権試合10分1本勝負
 大畠美咲(時間切れ引き分け)阿部幸江
※初代王者が初防衛に成功。

 
 『よねやまつり』(10・10キネマ)で開催された「○○級王者決定バトルロイヤル」を制して王者となった大畠の初防衛戦は因縁の阿部。大畠はAKB48風、阿部は体操着のコスプレでリングに上がった。ゴングが鳴ると互いに相手を口で罵り、まずは阿部がヘアーホイップからロープに張りつけての踏みつけ攻撃。キャメルクラッチ、コブラツイストを攻勢をかける。コーナーに振ってのドロップキックから、今度は大畠がキャメルクラッチ&鼻フック。あお向けになった阿部の胸を踏みつける。エルボーの応酬を制した阿部は逆エビ固め。大畠はぶら下がり式の腕十字からミサイルキックを発射する。大畠のダイビング・ボディープレスを剣山で迎撃した阿部はランニングエルボーからビクトリーAクラッチを極めるがギブアップは奪えず、大畠がジャーマンを決めたところで時間切れとなった。
 
 試合後、リングアナの広田がリングイン。「両者ドローで勝者いないんだったら私が巻くっていうことで皆さん異論はないでしょうか? 私になんの断りもなくこういう試合(コスプレ)を開かれると非常に困るんですね」と不満を述べると、ドロー防衛を果たした大畠は「じゃあ…やりますか? そんなに私に挑戦したいんでしたら、やってあげてもいいよ」と承諾。広田は「そんなベルトよりもっといいベルト作れるわ! ダンボールでいくらでも作ったるわ! いいか? 人にものを頼むときはなぁ“私に挑戦してください”って頼め!」と食ってかかるが、大畠は「いやいや、頼まなくても挑戦したいって人いっぱいいるんで…」と余裕を見せた。
 
★バックステージのコメント
 
 大畠「ドローでしたけどコスプレでは圧倒的に勝っていたと思いますよ。(阿部のブルマは)もうひどい! ちょっと耐えられないひどさでしたね。(広田について)挑戦してくださいって言え、って言ってましたけど、向こうが挑戦したがってた感じだったので、向こうがお願いしますって言わないんだったら、別に私はやらなくてもいいですよ」
 

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▼蒼星杯ブルースターカップ公式リーグ戦15分1本勝負
 <6点>勝愛実(7分41秒/リバーススプラッシュ→片エビ固め)ラビット美兎<6点>

 
 JWPで開催中の若手の戦い「蒼星杯ブルースターカップ」で現在無敗は勝とラビットの2人だけ。優勝を占う大一番が『麺プロ!!』のリングで実現することになった。握手したところでいきなり丸め込みでフォールを狙ったラビットは、ドロップキックで追撃。対する勝はヘアーホイップからグラウンドに持ち込み、互いにマウントからの張り手で意地を張り合う。エルボーの応酬からラビットがクロスボディーを放つが、勝はこれを受け止めて叩きつける。しかしラビットの勢いは止まらずドロップキックから腕固め、ミサイルキックを放っていく。さらにコーナーからの攻撃を狙うラビットだったが、勝がデッドリードライブで投げ落とすと逆エビ固めへ。リバース・スプラッシュをかわしたラビットがミサイルキックの連打から、丸め込みで勝をヒヤリとさせる。それでも2度目のトライでアバランシュホールドを決めた勝が、リバース・スプラッシュから3カウントを奪った。
 
★バックステージのコメント
 
 勝「やっぱり全勝同士の試合ということもあって、お互い普段の気持ちとはぜんぜん違うと思うし、自分も高まっていた部分とかあったんで…これで全勝のラビットの勢いは止められたと思います。自分はこのまま勢いに乗って全勝していきたいと思うので、今日勝てて良かったです。(最後に握手を求めたのは余裕か?)余裕ではなかったですけど、自分にはこの体格があるので、まぁ勝てるかなっていう思いもあって。(拒否されて笑っていたが)まぁラビットらしいんじゃないかなって思ってます(笑)」
 

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▽NEOインフォメーションコーナー

 
 北側ステージでAOコーナー出張アロマのコーナー(ワンコインアロ=500円)を開いていた田村欣子さん、タニー・マウスさん、仲村由佳さん、リングアナの三田英津子さん、観戦に訪れた宮崎有妃さん、飯田美花がリングイン。NEOでリングアナを務めた石田亜矢子さんの司会でそれぞれが近況報告や告知を行った。
 
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▼3WAYタッグマッチ30分1本勝負
 ○A☆YU☆MI&MI・SA・KI(8分21秒/ジャックナイフ式エビ固め)ラーメンウーマン&●チャーシューウーマン
※もう1組は米山香織&Leon

 
 米Leoが1年5カ月ぶりに復活し、A☆YU☆MIとMI・SA・KIの覆面姉妹は初タッグを結成。『麺プロ!!』でお馴染みのラーメンウーマン&チャーシューウーマンと3WAYタッグで戦うことになった。スピーディーな攻防が続いた序盤から、ラーメン組がロープ際でかけ声をかけながらの逆水平チョップ。A☆YU☆MIの卍固めにMI・SA・KIもレッグロックで競演すると、ラーメン組を場外に落としそれぞれ別のコーナーからプランシャでダイブ。米Leoはダイビングセントーンとマッド・スプラッシュを同時に放っていく。A☆YU☆MI組は米Leo2人に同時にジャーマンを放つと、MI・SA・KIのエビ固めにA☆YU☆MIがジャックナイフを合わせる体勢でチャーシューウーマンをフォールした。
 
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★バックステージのコメント
 
 A☆YU☆MI「初タッグで初遭遇だね。タッグで3WAYっていうのがすごい難しかったね」
 MI・SA・KI「はい。初めてでした」
 A☆YU☆MI「機会があればまたどんどんMI・SA・KI&A☆YU☆MIで組みたいね」
 MI・SA・KI「アユミサキ」
 A☆YU☆MI「そう、アユミサキ(笑)」
 

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▽ラーメントークショー
 
 週3回はラーメンを食べに行く現役女子大生として注目を集めた本谷亜紀さんと、永世ラーメン王・青木誠さんによるトークショー。しかし、本谷さんにとって青木さんはテレビ番組で強烈なダメ出しを受けた“天敵”であり2人でのトークは危険。急きょ“ラーメン王子”石山勇人さんも加わることになった。
 
 本谷さんはこの日限定のラーメンを、「1杯でどんどん味の変化が楽しめるという、とっても楽しいラーメンだなと感じました」とコメント。これに青木さんは「まぁまぁですね。45点ぐらい。こないだより5点上乗せということで」とテレビ番組さながらの辛口コメント。その後、プロレスファンがよく訪れる街、水道橋や板橋などのオススメ店などを紹介した。
 

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▼ラーメンランブル時間無制限
 米山香織(18分40秒/エビ固め)GAMI
<入場順>Leon、春山香代子、渋谷シュウ、紫雷美央、ラビット美兎、勝愛実、勇気彩、米山香織、植松寿絵、浩代萌え萌え、広田さくら(超大物X・1)、GAMI(超大物X・2)
<退場順>Leon、勝&ラビット、浩代、渋谷、美央、広田、勇気、植松、春山

 
 『麺プロ!!』メインは恒例の時間差バトルロイヤル。優勝者には協力ラーメン店で半年間無料で食べられる権利が与えられる。Leonと春山のJWP2人で試合開始。1分ごとに渋谷、美央、ラビット、勝、勇気、米山が戦いの輪に加わっていく。勇気が美央に宮崎直伝の恥ずかし固めをかけると、春山が宮崎のライブのチラシで股間を隠す。植松が登場すると、勝とラビットが元気よく自己紹介をしてから攻撃。これにほかの選手たちも続いていく。浩代萌え萌えが登場すると会場の空気が一変。さらには本部席でリングアナを務めていた広田が「超大物X」を名乗り、服を脱いで試合コスチューム姿になってリングイン。三田さんが急きょリングアナを務めることになった。全選手によるカンチョーの応酬や、広田のときめきメモリアルで美央がギブアップするなど収拾のつかない大混戦。最後は米山、春山、GAMIの3人残りとなり、米山とGAMIが2人で春山を押さえ込んで3カウントを奪うと、すかさず米山が春山の体を使ってGAMIを押さえ込み優勝を飾った。
 

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▽エンディング

 
 ラーメンランブルで優勝した米山にラーメン店主から「半年間食べ放題」の証であるドンブリが贈られた。マイクを持った米山は「今日はありがとうございました。家元として最後に優勝してラーメン半年分、手に入れられて良かったです。私が引退するので、今日ここで3代目の家元を指名したいと思います! これからの女子プロレスを盛り上げて、『麺プロ!!』にもたくさんお客さんを連れてきてくれそうな…A☆YU☆MI&MI・SA・KI! 3代目の家元、よろしくお願いしまーす!」。これにA☆YU☆MIは「自分たち3代目家元、MI・SA・KI、2人で盛り上げていこう!」と笑顔。MI・SA・KIも「頑張ります!」と続く。米山の音頭で「ラーメンとプロレスの友情タッグ、麺プロ、スリー!!」の掛け声に続いて記念撮影が行われた。米山は「皆さんのラーメンを愛する気持ち、プロレスを愛する気持ち、その2つがあればどちらの業界もどんどん盛り上がっていくと思います! これからも『麺プロ!!』よろしくお願いします。ありがとうございました!」とあいさつして、3回目の『麺プロ!!』は幕を閉じた。
 
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★バックステージのコメント
 
 米山「もう最後なんで優勝して、副賞のラーメンも欲しかったんで半年分…引退したら毎日食べに行きます(笑)」。
 Leon「家元としては最後なんですけど、自分はラーメン大好きですし次の大会にもどんどん出てプロレスとラーメンの良さを伝えていきたいと思います」。
 ──3代目にあの2人を指名したのは?
 米山「人気選手に引っ張っていって欲しかったっていうのと、2人は普段は試合をしてなかったりするので、『麺プロ!!』を大事にしてくれるかな?」。
 Leon「たぶんラーメン2人とも好きだと思うので、ラーメンが好きな人に就いてほしかったんで、どんどんアピールしていってほしいと思います」。
 ──大会全体について。
 米山「特に客入りが心配だったんですけど、3回目にもかかわらずたくさんの人にきて頂いて、すごい良かったんじゃないかなと思います」。
 Leon「ラーメン屋さんにすごい協力してもらったし、そのおかげでおいしいラーメンができて『麺プロ!!』は支えられているので。いろんな人に感謝してこれからもっともっと、次は“4”に向けて盛り上がっていきたいと思います」。
 ──今回のラーメンの味は?
 2人「おいしかった!」。
 米山「あれが今日だけしか食べられないなんて…もったいない。なので『麺プロ!!4』をやるときは皆さん絶対きたほうがいいと思います」。
 
 ──3代目家元に指名されたが。
 A☆YU☆MI「光栄ですね、ホントに」。
 MI・SA・KI「今まで以上に『麺プロ!!』の魅力を広めていけたら」。
 A☆YU☆MI「自分はメキシコが本拠地なんで、ラーメンをメキシコにも広めたいなと。自分、海外支部で」。
 MI・SA・K「じゃあ私は日本支部でいきたいと思います」。
 A☆YU☆MI「今まで以上に盛り上げたいなと」。
 ──MI・SA・KIは猫キャラのようだが猫舌とか?
 MI・SA・KI「猫舌ですけども、まぁ…フーフーして食べます(笑)」。
 A☆YU☆MI「私は別に猫ではないんですけども猫舌です(笑)」。